473.第3サトウキビ畑の色変化 2024年5月15日

 第426節では背の高い茎の一部を刈り取って種茎として畑に埋めたことを述べた。
写真1にはその後の第3サトウキビ畑の変化を示した。
今回はサトウキビ上部の色変化に着目して解析を行ってみた。



 図1にサトウキビ上部のRGB変化を示した。
 新しい葉が成長し、G値がR、B値より高くなるのは4月下旬から12月下旬までである。
 4月下旬以後Rはほぼ一定であるが、Bは低下していった。
 図2はT値(R+G+B)の変化を示した。T値は低下すなわち、暗色化していった。
 図3にRGB%の変化を示した。R%は夏に極小となりG%は夏から秋にかけて極大となった。
 B値は夏の初めに極大となり冬に極小となった。



 図4にサトウキビ上部のG/R変化を示した。
 極大になるのは8月から9月である。このころ光合成が最も旺盛である。
 図5にサトウキビ上部のB/R変化を示した。 12月下旬から2月の最も寒くなる時期に極小になることが注目される。
 このころサトウキビの葉は糖蜜色になる。その後は糖蜜色というより灰色になっていく。




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