482. 小袋カビ付き黒砂糖の再生 2024年9月22日
前節で示したように小袋包装で室温保管した黒砂糖にカビが発生したのは黒砂糖の水分が多かったからだと推定した。
そこで、本節ではカビ付き黒砂糖を再生し、乾燥時間を変えて種々の水分の黒砂糖を調製した。
写真1,2,3に示すようにカビ付き黒砂糖の再生はまったく問題なく進めることができた。
図1にカビ付き黒砂糖再生時の重量経過を、図2に重量バランスを示した。
再生黒砂糖は60℃で乾燥し図3のような結果を得た。
図4は乾燥中の相対残存重量の経過、図5は予想水分の経過である。
これらの黒砂糖サンプルに粉砕したカビ付き黒砂糖をまぶし、プラスチック小袋に入れて36℃でインキュベートを開始したところである。
水分の多い黒砂糖にはカビが発生するが、水分の少ない黒砂糖にはカビが発生しないことを証明するのが目的である。
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