507. トラッシュ置場に生えたサトウキビ 3 2025年4月15日
本節は第446節の続きである。
トラッシュ置場に生えたサトウキビを第一出芽株と呼称し、その生育経過を写真1に示した。
2023年11月末までは第一出芽株は生長を続けたが冬になると生長は止まった。
緑色の葉は2024年5月まで残っていたが、その後枯れ始め落葉していった。
一方 2024年3月下旬になると第一出芽株の根元に新しい芽が出てきた。これを第二出芽株と呼称する。
第二出芽株はすくすくとと生長し、2024年9月末にはまわりのサトウキビと同じくらいの背丈になった。
これによりトラッシュ置場に自然に生えたサトウキビは正常に生長しることが確認された。
2024年10月下旬になるとトラッシュ置場に新たな出芽が見られた。
第3出芽株の発生である。
写真3は2025年4月13日の第二出芽株の状態である。
写真4は2025年4月13日の第三出芽株の状態である。
第三出芽株は冬の間生長することはなかったが、緑色の葉が枯れることはなかった。
第2サトウキビ畑であれば秋に出芽したサトウキビは冬になると必ず枯れてしまう。
なぜ、トラッシュ置場で出芽したサトウキビは冬に枯れずに生き残れたのだろうか?
今後、第三出芽株は今後正常に生長できるだろうか。
今後も観察を継続する。
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