523.第2サトウキビ畑に移植した側枝付茎移植後の経過 2025年8月17日

 本節は第518節の続きである。
 第2サトウキビ畑の出芽しなかった区画に母屋花壇のサトウキビから採取した側枝付茎を移植したが、その経過を写真1に示した。
移植直後しばらくすると移植した苗の葉が枯れ始めた。
しかし、次第に新しい葉の出芽が始まり、ついには完全に回復し生長を開始した。


 6つの区画のうちE6のみの生長が遅れたが、いずれの区画でも確実に移植が成功した。
 写真2は第2サトウキビ畑全体の経過を示した。
 全ての区画が順調に生育している。

 第515節で種茎がまったく出芽しなかったのは、第3サトウキビから採取した種茎の活性が劣っていたためと
 結論して良いと思う。
 写真3は8月12日の第3サトウキビ畑の状態である。
 種茎と採取した昨年生長した茎は今やスエヒロタケの餌食になっている。

 一方 母屋花壇のサトウキビは写真4に示すように 昨年生長した茎は枯れることなく
健全であった。

 第3サトウキビ畑の種茎がなぜ出芽活性が低いのかは今後検討していきたい。

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