531.蛇の骨を添加したシアノバクテリア懸濁液 2025年11月23日
本節は第485節の続きである。
写真1に蛇の骨を添加したシアノバクテリア懸濁液の放置経過である。
表1はシアノバクテリアフロックのRGBの経過である。

図1はG/Rの経過である。
いずれの懸濁液も夏になるとG/Rが大きくなり冬になると小さくなった。
またG/Rの大きさは蛇の骨を添加していないNo.1が全期間を通じて最も小さかった。
図2はB/Rの経過である。
G/Rと同様、いずれの懸濁液も夏に大きく、冬に小さくなった。
またB/Rの大きさは蛇の骨を添加していないNo.1が全期間を通じて最も小さかった。
これより蛇の骨にはクロロフィルの生成を促進する成分が存在することが明らかである。

放置中の水分蒸発は水道水の添加で補填したが、図3は水添加前の重量、図4は水添加後の重量である。
図5は累積水添加量である。
蛇の骨を添加していないNo.1の水添加量が最も少なかった。

図6はpHの変化である。
太くて短い骨を添加したNo.2が最も低かった。
図7はEC(電気伝導度)の変化である。
最初はNo.2とNo.3の減少が大きかったが、その後上昇に転じ、最終的に3者に大きな差はなかった。
No.2には骨が明らかに残存しており、これが亡くなるには相当の時間がかかると思われる。
引き続き観察を行う。
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