449. 落ちたスモモの果実2 2022年2月13日
本設が第382節の続きである。
落ちたスモモの果実をスモモの木の下に置いたテーブル上の皿に放置しその変化を観察し続けた。
写真1にあるように2021年6月上旬に新しいスモモの実が落ちたので、同じ皿の上で観察することにした。
2021年10月19日には第1サトウキビ畑を整理し、スモモの木を枝を切断したので放置場所を第2サトウキビ畑の端に移動した。
写真2,3,4,5に放置経過を示したが、その経過は極めて退屈なものであった。
果皮や果肉は速やかに分解されるのだが、種だけが残ったあとは外見上の変化はほとんど見られないからである。
放置した種から芽が出たりすれば面白かったのだが、そういうこともなかった。
写真6に放置終了時の外観を示した。
2021年に落下したものは種子表面に腐食化したと考えられる果肉が付着していた。
2020年に落下したものは種子表面が露わになっていた。
写真7と写真8には放置終了時に殻を割った状態を示した。
第289節の写真7には新鮮な種を割ったところが示してあるので、これと比較するとよく分かるが、内部濃い糖蜜色に変色し干からびていた。
繰り返される雨と日光による乾燥、そして冬の低温により、少しずつ変質していったのだろう。
それにしても殻は外見上変わらぬ堅牢さをもっているようであり、それはたいしたものだと思う。
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