476. 第2サトウキビ畑無出芽区画の植替え 2024年7月13日
第2サトウキビで本年度出芽しなかった区画のサトウキビを抜取り、新たな苗に植え替えた。
植え替え用の苗は写真1に示すように第3サトウキビ畑から切り出した。
無出芽区画に移植した苗の経過を写真2に示した。
写真3に7月10日の移植苗の状態を緑葉枚数の多い順に並べて示した。
区画D2は緑葉は0、区画B7は枯れかけた緑葉が1毎僅かに残っているだけで、この2区画は移植に失敗した。
図1に過去8年間の無出芽回数と緑葉枚数の関係を示した。
最も生育の良かったB6と枯れてしまったD2を除き、両者には負の相関が認められた。
このことは生育状態の原因は区画の土壌にあるように思われる。
最も生育の良かったB6と枯れてしまったD2の緑葉枚数の経過を図2に示した。
移植後、苗の緑葉は一旦枯れるが、B6は6月中旬から急激に生長を開始した。
一方D2は生長の再開が起こらなかった。
図3に2022年6月に測定した各区画の土壌沪液pHと緑葉枚数の関係を示した。
B7を除いて両者には強い正の相関が認められた。
このpHの差は何に起因するのであろうか?
今後解明を続けたい。
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