537. 窓際に放置した液の日間温度変化 2026年2月7日
私は室内の窓際に液状サンプルを放置し観察する実験を多く行っている。
特にシアノバクテリア(CB)についての実験が多い。
当初 窓際に置きさえすれば、サンプルが受ける光の量は大きくは変わらないだろうと考えていた。
しかし、これは大きな間違いであった。
例えば第479節に記載したように同じ窓側においても並べた位置により太陽光のあたり具合は大きく変わるのである。
そこで、本節では現在実験している窓際放置サンプルの日間温度変化を測定することにした。
写真1にサンプルの位置を示す。
C,D,E,Fは南向きの窓際に置いてあり、Gは西側の窓に置いてある。
Aは室温計であり、Bはバガスを浸漬している水槽である。

測定日は測定期間中晴れであった。
写真2はその日の日の出の様子である。

写真3.は各サンプルへの温度計挿入状態である。
各放置液の実験の内容に関しては以下を参照されたい。
C. 松腐朽株 研究日誌 第516節
D. 黒色物質CB 研究日誌 第522節
E. 蛇骨CB 研究日誌 第531節
F. カボチャ 糖蜜色コレクション 第636節
G. BBK残渣 研究日誌 528節の続きとして後日掲載予定

表1に温度測定結果を示した。

図1は放置液の温度変化をグラフ化したものである。
最高室温は14:05の15.3℃であった。
水槽水温は変化が極めて小さかった。
西側に置いた大容量のGの温度上昇は緩慢であり、17:00に最高の14.6℃であった。
南側に置いたサンプルは時間とともに温度が急上昇した。
それぞれの極大温度は以下のとおりであった。
松腐朽株C1:30.8℃(14:05)、C2:31.5℃(13:00)、C3:30.4℃(13:00)、C4:34.6℃(13:00)
黒色物質CB D:31.1℃(13:00)
蛇骨E1:29.1℃(13:00)、E2:32.6℃(13:00)、E3:32.6℃(13:00)
カボチャF: 24.6℃(12:06)
BBK残渣G: 14:6℃(17:00)

図2はサンプル瓶が同じ大きさのC松腐朽株とFカボチャの温度変化である。
Fは早く温度が上がり始まるが、最高到達温度は低い。
Cの中ではC4の温度上昇が早く到達温度も高かった。

図3はD黒色物質CBとE蛇骨CBの温度変化である。
Eの中ではE1のみ到達温度げ低かった。
E1には蛇骨が入っていないことが影響しているかもしれない。

図4は放置液温度と水槽水温の差異の変化である。
ほとんどのサンプルは9:00ごろに水温を超えるが、E1は10:00ごろ,Gは12:00であった。

今回は真冬の測定であったが、同様の測定を季節を変えて実施したい。
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